会誌 NEW DIAMOND 第143号
第143号 Vol.37 No.4
目 次
巻頭言
1 ●古くて新しいダイヤモンド，cBN材料 ――――――――――――――――――― 久木野 暁
展 望
3 ダイヤモンド状炭素膜の生体適合性 ―――――――――――――――――――― 平栗 健二
科学解説
8 ダイヤモンドウェーハの機械的ダメージフリー平坦化法
―――― 松本 翼，坂内 和斗，中村 勇斗，長井 雅嗣，莨谷 平，張 旭芳，
山崎 聡，クリストフ E．ネーベル，猪熊 孝夫，徳田 規夫
技術解説
12 グラフェン赤外線センサ ―――――――――――――― 小川 新平，嶋谷 政彰，福島 昌一郎
トピックス
16 Highly Conductive Layers Formation on Singlecrystalline Diamond
―――――――――――――――― Eslam Abubakr，Hiroshi Ikenoue，Tsuyoshi Yoshitake
18 レーザパルスによる直径1nm以下のカーボンナノチューブの選択 ――――――――― 宮本 良之
20 脱フッ素化により架橋結合させた多層カーボンナノチューブヤーンの機械的性質 ――― 佐藤 義倫
24 優れた機械特性，生体親和性，抗微生物性を有するta-C:Ag薄膜
――――――――――――――――――― 高橋 佑来，森山 真樹，田中 修平，岩堀 恒一郎
研究会だより
27 2021年度第1回研究会 ――――――――――――――――――――― 矢野 雅大，平田 敦
学会だより
28 第82回応用物理学会秋季学術講演会 ―――――――――――――― 加藤 宙光，大越 康晴
30 ICDCM 2021 ―――――――――――――――――――― 石綿 整，宮崎 久生，小倉 政彦
32 SSDM 2021 ――――――――――――――――――――――――――――――― 大曲 新矢
表面技術協会第144回講演大会 ――――――――――――――――――――――― 中村 挙子
講 座
34 ダイヤモンドをよく知るために
◆ダイヤモンドの光物性計測
（１）基礎光学吸収過程 ――――――――――――― 中 暢子，小西 一貴，秋元 郁子
私のラボ自慢
38 東京工業大学未来産業技術研究所創形科学研究室 ―――――――――――――― 平田 祐樹
40 竹内貞雄：精密加工に活かす CVDダイヤモンド大全 ―――――――――――――― 大竹 尚登
42 フォーラムだより ――――――――――――――――――――――――――――― 事 務 局
43 第35回ダイヤモンドシンポジウムプログラム（暫定） ――――――――――――――― 事 務 局
編集後記／掲示板
表紙のことば
Ni基板を用いた新たな平坦化加工プロセスを施したダイヤモンド基板，（左）加工なし，（右）加工あり，下部はそれぞれのSEM像
ラップ加工された高温高圧合成ダイヤモンド単結晶に，鏡面研磨されたNi基板を接触させ，4%のH2/Ar雰囲気で1150℃と900℃の2ステップ熱処理を施した．平坦化加工プロセスにより，バックの文字がはっきり見えるほどの平坦化を実現し，異方性エッチングに伴うステップが確認でき，局所的にSq＝0.6nmの平坦性が得られた．機械的ダメージフリーの新たなダイヤモンド加工プロセスとして期待される．（本文8～11ページ参照）．
裏表紙は，ta-C:Ag単層膜（左，中央），ta-C:Ag\ta-C積層膜（右）の断面構造（本文24～26ページ参照）．
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